宿坊|京都と朝のお勤め編

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

あなたは、「宿坊」をご存じでしょうか?
405276 宿坊とは、その字面から仏教寺院と関連があると、想像して頂けるかと存じます。



現在は、宿坊について研究をされており、宿坊の魅力を広める活動をされている人もいらっしゃいますし、実際に宿泊したことがある人ならば、私より詳しいかもしれません。

宿坊研究と言えば、ホーリーさんこと堀内克彦さんの事を、連想する私であります。

もしかしたら、京都の清浄華院で2015年に開かれた「24時間不断念仏会」にて、ニアミスしていた可能性があります。

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宿坊とはなんぞや

宿坊とは何か、私も仏教と再開するまでは全然知らなかった事でありまして、改めて個人的に気になって少し知識を入れていた時期が御座います。

その時に学んだ事を出しながら、宿坊とはなんぞや、と言う事を、簡単に触れておきます。



宿坊とは、一言で言えば「僧侶や参拝者のための宿泊施設」です。

僧侶のためだけに設けられた宿泊施設は「僧坊」とも言います。



現在は、楽天トラベルなどでも予約出来るシステムを確立している宿坊もあり、京都観光のベテランならば、よくご存じのことやとお見受け致します。

後にお伝え致しますが、京都の西本願寺の宿坊「聞法会館」も、公式ウェブサイトから楽天トラベルに繋がるようにして下さっています。



宿坊の魅力を上げるならば、朝の勤行や精進料理を頂けるなど、宗教エトスや食を経験・体感出来るところに御座いましょうか。

宿坊によっては、写経・写仏も体験出来るところがあります。



現在は、上で名前を紹介させて頂いた堀内克彦さんが、大阪に新たな宿坊を立ち上げるなど「宿坊創生プロジェクト」と題して活動されています。

今後、宿坊が広がりを見せていかれる可能性を見ると、仏教徒・仏教者としてはなんだか顔がほころぶ思いであります。
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京都の宿坊その1:知恩院の和順会館

宿坊とはなんぞや、という事について、基本的な事について学んだところで、私が住まわせて頂いております、京都の宿坊を、3つに厳選してお伝え致します。

交通の便や利便性などを考慮して、宿坊デビューと言いますか、始めて宿坊に泊めるに、私が個人的に「ここがよいかな」という、全くもって私の主観・色眼鏡による選んだ3つであることを、業了承頂けましたら幸いです。



一つ目に紹介致します京都の宿坊は、
:知恩院(浄土宗)の和順会館
です。



知恩院は浄土宗の総本山であり、その宿坊です。

最初に知恩院の宿坊・和順会館を紹介させて頂くのは、私は浄土宗の檀家という事もあり、その色眼鏡による贔屓目であると言う事を、ご了承頂けましたら幸いです。



和順会館は、私も少し中を覗いて見たのですが、とても綺麗でスッキリしていて、宿坊と言うよりも、ホテルといってもよいような感じが致しました。

和順会館のレストランでは、精進料理や会席料理を頂くことが出来ます。



そして、知恩院では「晨朝法要」といいまして、朝のお勤め・勤行が御座います。

阿弥陀堂と御影堂でそれぞれ勤行をした後、40分程の御法話があり、浄土宗のお坊さんによる御法話を聴聞させて頂く事が出来ます。

私は阿弥陀堂にて、別時念仏を体験しましたが、独特の荘厳な雰囲気を味わわせて頂いたものです。



ちなみに、今もやっていらっしゃるかどうかわかりませんが、私の友人は、昔に知恩院の勤行と御法話の後に、朝粥を頂いた事があると教えてくれました。



知恩院の宿坊・和順会館にご縁があって宿泊されたのであれば、是非とも阿弥陀堂での勤行、そして御法話は体験したものである、私はそのように思うております。
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京都の宿坊その2:西本願寺の聞法会館

二つ目の、地元京都民が紹介致します京都の宿坊は、
:西本願寺(浄土真宗本願寺派)の聞法会館
です。



実は私、この聞法会館にはちょくちょくとお邪魔しております。

聞法会館の1階に御座います大広間、総会所にて、毎日御法話が御座いまして、その御法話をちょくちょくと弔問させて頂いておるのです。



聞法会館も、とても近現代的で綺麗なホテルという出で立ちです。

また、なんと言っても京都駅からそれほど離れておらず、京都駅を出て堀川通り沿いに15分も歩けば到着する距離であり、環境の拠点としても活かした立地で御座います。

アクセス便利で道順もわかりやすく、迷うことはないかと存じます。



西本願寺では、知恩院と同じく「晨朝法要」という朝のお勤め、またの名を「おあさじ」と言いまして、毎朝午前6時より、阿弥陀堂と御影堂にて勤行が御座います。

毎朝のお勤めでは「正信偈(しょうしんげ)」を称えることになりますから、聞法会館に宿泊されましたら、一度「正信偈」に触れてみては如何だろうか、そのように思います。

「正信偈」には、仏法・お念仏の教えを伝えて下さった七高僧について書かれており、法然上人の事も書かれていることから、私も学んだ事が御座います。



晨朝法要が終わったら、晨朝法話と言いまして、浄土真宗西本願寺派の布教師、全国からやってこられた西本願寺のお寺のご住職が担当されていて、そのご住職による御法話が御座います。

浄土真宗では、御法話を凄く大切にされていると教えて頂いた事があり、私も凄くわかりやすく、かつ面白い御法話を聴聞させて頂いた事が御座います。

西本願寺では、「常例布教」と言いまして、朝昼晩と、結構な頻度でお坊さんの御法話を聴聞させて頂く機会が御座います。



聞法会館に宿泊された際、昼は京都観光をして、朝と夜は御法話を聴聞する、という旅行スタイルをされるのも、乙な仏教巡りの旅になるやもしれません。
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京都の宿坊その3:東寺(教王護国寺)の洛南会館

京都の宿坊として、三つ目に紹介致しますところは、
:東寺(教王護国寺:真言宗)の洛南会館
です。



東寺(教王護国寺)は、2016年には「京都のお坊さんが選ぶ行っておきたいお寺」というぶっちゃけ寺の企画で、1位になったお寺です。



東寺は真言宗のお寺で世界遺産でもあり、立体曼荼羅など仏教の世界や荘厳さを味わえるお寺であります。

実は私にとって、東寺さんは身近なお寺で御座いまして、修正会(正月)の初詣には、子供の頃から通っているお寺であります。

私の母は長野の出身で、善光寺の境内で遊んで育ったと教えてくれたのですが、私にとっては、それが東寺ということです。



京都駅からも、南西に15分ほど歩けば到着しますから、凄くアクセスもよく、東寺の北側に少し足を伸ばせば、京都水族館も御座います。

車で行くにしても、京都南インターチェンジから一号線に乗って北へ直進すれば、迷わずに到着します。



この東寺の宿坊が、「東寺洛南会館」です。



素泊まりプランで、大人一拍7000円、連泊で6500円で、食事場所は京都駅やイオンモール京都がありますから、困ることはないでしょう。

そして、東寺も朝6時から朝のお勤めがありまして、参加することが可能だそうです。



ただ、すみません、私は東寺のお勤めには参加させて頂いた事が無く、真言宗の勤行次第を存じ上げません。



少し聞きかじった程度の話で申し訳ありませんが、確か真言宗も「懺悔文」や、御経を称える前の偈文「開経偈」を称えたと記憶しております。

また、称える御経も「般若心経」だったと思います。

般若心経は浄土宗でも称えることが御座いますが、今まで般若心経を称えたことが無い人は、東寺洛南会館に宿泊されたご縁の機会に、体験されてみては如何でしょうか。
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京都に限らず宿坊がもっと身近になったら嬉しい

今回は、私の独断と偏見と言いますか、地元の仏教徒・仏教者として、私の主観による宿坊紹介を、三つにしぼってお伝え致しました。

最近は、インターネットでのホテル予約、宿泊施設の予約が簡単にできるようになり、価格比較も簡単にできるようになったものです。



その代表的なものが、CMでもおなじみの「トリバゴ(trivago)」でありましょう。



試しに、紹介させて頂いた三つの宿坊を調べて観ましたが、かろうじて和順会館が検索できましたが、聞法会館と洛南会館は、ヒットしませんでした。

和順会館も、現在のところはトリバゴ(trivago)でも、価格比較出来るような情報が揃っておらず、名前だけが登録されているに留まっております。

宿坊の認知度や、インターネットサービスとの連携が、まだまだ未開拓なのではなかろうか、そのような事を思うたものです。



宿坊は、用途は宿泊施設ではありますが、各お寺の勤行に参加出来たりと、仏教・仏法に触れるご縁の一つであると、私は頂いております。

トリバゴ(trivago)で宿坊のラインナップが充実するかは未知数ではありますが、宿坊が仏法に触れるご縁の場として広まる事については、一人の仏教者として思うところに御座います。



合掌

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