釈徹宗さんの情報まとめ

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

このお堂(ブログ)では、たびたび釈徹宗さんの事について話をしてきております。
78c66c04f70a920c9dba904dc4c6ccfb_s 釈徹宗さんは、現在は浄土真宗本願寺派の僧侶、また大学教授やNPO法人の運営者など、多岐にわたる活動をされている方です。

本や共著も出されていて、講演会や御法話もなさっている方であり、活動範囲も幅広いとお見受けしている方であります。

釈徹宗さんについての話も数が増えて来ましたから、ここで一度まとめておくことに致します。

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釈徹宗さんのテレビ出演

釈徹宗さんは、以前に「恋する西本願寺~伝統と文化の継承~」というテレビ番組で、元AKB48の三宗薫さんと共に、西本願寺を案内して下さった事がありました。

三宗薫さんって、名前からして禅宗をイメージする名前だと、勝手に感じておるところであります。



その他、釈徹宗さんはテレビ番組への出演経歴があり、メディアえの露出が多めの僧侶であるという印象があります。

2016年のテレビ番組出演で、外せないのが「100分de名著 歎異抄」です。

参照1:「100分de名著「歎異抄(釈徹宗さん解説)」を再放送で学ぶ」

参照2:「100分de名著「歎異抄」第2回の放送、釈徹宗さんによる悪人正機説の解説」

参照3:「100分de名著「歎異抄」第3回をEテレ再放送、機縁や時節の自覚と中道」

参照4:「100分de名著「歎異抄」第4回(最終回)放送。現代日本人と無宗教」

「100分de名著 歎異抄」では、100分で歎異抄をまとめて解説するという、なかなか難しい事をされたという印象ですが、流石はそこを見事にこなされた釈徹宗さん、という印象です。

流石に、後半部分はかなり走り気味でしたけれども、比較宗教学を専攻されていることもあり、宗教の役割についても抑えた解説をされたのは、見事だと感じたものであります。



誤解されやすいと言われている歎異抄、特に悪人正機・悪人正因説の解説について、私も学びなおしたのは釈徹宗さんの解説書だったりします。

参照5:「100分de名著「歎異抄」補足。悪人正機説と親鸞聖人」

私は大学でも歎異抄を学びましたし、仏教学の先生に解説はして貰ったのですが、当時はさっぱりようわからんという印象でした。

現在は、釈徹宗さんの解説本と「100分de名著 歎異抄」や、僧侶の方々に直接お話を伺って、ようやくなんとか読めるようにはなってきておる段階です。


親鸞の教えと歎異抄 [ 釈徹宗 ]
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私が読んできた中で、一番わかりやすい歎異抄解説本は、この「親鸞の教えと歎異抄」という、釈徹宗さんの解説処です。

浄土宗を学んだ人や、浄土宗の檀家さんなら知っている人もいらっしゃると思いますが、法然上人も悪人正機説は唱えられていることも、この本で学べます。



ちなみに浄土宗では毎日のお勤め・勤行で「罪人なおもて生まる、況んや善人おや」という一文が「一紙小消息」にあり、考えさせて頂けます。

現在は、浄土宗関連のウェブサイトで「一紙小消息」の現代語訳も学べるようになっていますから、興味そそられた方は、一度読まれるとよいでしょう。



それにしても、このお堂(ブログ)でも前に一度申し上げましたが、龍谷大学の仏教学って、1年生の少しの期間で歎異抄を学ぶカリキュラムでした。

歎異抄は、そんなにさくっと終わらせる単元ではないと、今では思うところであるのですがね。

釈尊(お釈迦様)の単元を1年、法然上人を1年、親鸞聖人と歎異抄を1年と、3回生まで学び続けた方がよろしいかと、仏教徒としての自覚を持つようになってからは、特にそのように思う今日この頃であります。
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釈徹宗さんの断捨離解説

釈徹宗さんは、活躍の場が広く、多方面に活動されている僧侶で教授であられる方で、断捨離についても解説をして下さっていますよ。



断捨離は、ヨーガ(ヨガ)からきている言葉と言う事もあり、仏教徒も関係があります。

特に、断捨離は「執着(しゅうじゃく)を捨てる」という場合に活用出来る概念であり、執着を捨てるというのは仏教が説く教えでもありますね。

釈徹宗さんは、そのような断捨離について、僧侶の視点で断捨離の第一人者であるやましたひでこさんとも対談されています。

参照:「釈徹宗さんが断捨離を仏教の視点から解説されている」

比較宗教学を教えていらっしゃり、色々な宗派や宗教についてご存じの釈徹宗さんは、断捨離についてもよくご存じのご様子です。

博学な方だという印象を、改めて思うたところであります。



博学な僧侶と言えば、釈徹宗さんと対談をされた玄侑宗久さんも、かなり多岐にわたる知識をお持ちの方です。

作家で僧侶ということであり、言葉も凄くご存じで、しかも一つ一つの言葉を丁寧に深掘りされているお二人の対談本は、読み物としても教養を得るという意味でも、凄く濃密だと私は感じたものです。

お二人が、いかに博学な方か、その一端が垣間見られる対談本が、この「自然を生きる」です。

また、断捨離そのものについては、このお堂(ブログ)でも、まとめてありますから、合わせてお読み頂ければ嬉しゅう御座います

参照:「断捨離実践のコツと効果まとめ」

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釈徹宗さんの講演会

釈徹宗さんは、色々なところで講演会や座談会、対談もされています。

私が学生時代から存じ上げていた武術研究家の甲野善紀さんとの対談もされていますが、本にまとめられて発刊されないかな、と、期待させて頂いておったりします。

身体性やエトス(行為様式)の重要性を説かれる釈徹宗さんと甲野善紀さんの対談があると知ったのが、お二人の対談が終わった後の事でしたもので・・・。



私は、釈徹宗さんの講演会や御法話は、2016年6月までに、2度参加させて頂いております。

その一つについては、以前にこのお堂(ブログ)でも取り上げました。

参照:「釈徹宗さんの講演in大谷大学「真宗とエトス」」



大谷大学で開かれた「真宗とエトス」という表題での釈徹宗さんの講演では、まさにエトス(行為様式)についての講演内容でした。

また、その前に私が参加させて頂いた、東本願寺のしんらん交流センターで開かれた講演会でも、エトスについてお話し下さいました。

その時に、アフォーダンスやその他の事柄にについても話を展開されたとき、改めて「博学な方だなあ。」と思うたものです。



人と人が平和に過ごすとき、お互いの宗教と、その宗教に関わるエトス(行為様式)を学び、それをお互いに尊重し会うことは大切な事です。

その事について釈徹宗さんは、講演会や著書・対談本でも仰っています。

宗教とエトス(行為様式)を学ぶ事や、教育の面からのアプローチについては、大平光代さんとの対談本で学ばせて頂きました。


この世を仏教で生きる [ 釈徹宗 ]
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この対談本は、東本願寺文庫にもありまして、私はそこでこの本を知り、そして何度も読み学ぶために購入致しました。

浄土真宗は、特に社会問題・社会的な課題に積極的に声明を発表したり取り組む姿勢が観られる宗派であると、真宗・浄土真宗の僧侶の御法話を聴聞したり話を伺って思うところであります。



京都で、釈徹宗さんの御法話なり公演が御座いましたら、また顔を出そうと考える今日この頃で御座います。



合掌

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