ストレス解消どころか逆効果な3つの方法

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

前回はという表題で、仏教の智慧をお借りした2つのストレス解消法をお伝え致しました。
361071 ストレス社会とも言われる現代社会において、各々に効果的なストレス解消法やストレス発散方法を確立していくことは、ある種世渡り上手になる方法と言えるでしょう。

前回の話は、仏教の智慧を取り入れ、割と抽象度を高めにしてあるから、応用が利くので、それを元に各々にとって最適なストレス解消法を編み出されると良いと思います。

ストレスをため込みすぎて、私のように心療内科のお世話になるに至る前に、対処したいものです。



ただ、世の中に色々なストレス解消法やストレス発散方法はありますが、何でもかんでも良いというものではありません。

中には、依存症になったり、逆効果になるストレス発散方法もありますから、それらについて注意勧告しつつ、上手なストレス解消法の実践に役立てて頂ければ幸いです。

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ストレス解消のはずが逆効果に!基本的に考える事を仏教に学ぶ

ストレス解消法は、インターネットや書店に行けば、専門の本や自己啓発的な本で学ぶ事が出来ます。

それはそれで有用ではありますが、同時に
:ストレス解消どころか逆効果になりかねないストレス発散方法
も、存在します。



逆効果となるストレス解消法の基本的な要点としては、
:その方法を実践することによって、かえってストレスを感じる
:一時的に解消されても、反動で更に強いストレスに晒される
:それが継続されたり強化・増幅されてしまう
という点です。



これらの要点を満たす、誤ったと言っても良いストレス解消法は、
:刺激を求める事・刺激となる方法
です。

仏教では、刺激となる事は、依存を生み出したり、貪る要因となるとして戒める教えがあります。

その事をわかりやすく解説してくれているお坊さんと言うと、私は小池龍之介さんを連想致します。



小池龍之介さんは、瞑想法などを解説されて、実際に坐禅会や瞑想会を開かれている僧侶であり、私も著書を幾つか読ませて頂いております。

考え方や講義は、原始仏教よりの人のように思えますね。



小池龍之介さんが教えて下さる教義で、今回の表題に関連する事が、この「刺激」についてです。

「楽しい、喜ばしい」という感覚も、実は「苦」に繋がる刺激です。

持ち上げて落とす、ではありませんが、楽しい状態・有頂天から一気にどん底の苦に真っ逆さまに・・・という事を考えると、わかりやすいでしょう。

そして、楽から苦に転じると「またあの楽が欲しい!」と、楽の刺激を求めて・・・というスパイラル(螺旋循環)に陥ります。

これは依存症のメカニズムそのものであり、仏教の言葉で解説すると、このような感じになります。



この話を踏まえて、ストレス解消法として実践した事が、ストレス発散どころか実は全くの逆効果になってしまう、という事があるのです。

その事例は色々ありますが、あまり多く語っても混乱される恐れがありますから、今回は3つに絞ってお伝え致します。
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逆効果になりかねないストレス解消法1:買い物などお金を一気に使う消費行動

ストレス解消どころか逆効果になってしまうストレス発散方法の一つ目は
:買い物
です。

正直言って、ストレスを買い物や消費活動によってストレス発散出来るという感性は、私にはわかりません。

でも「買い物でストレス発散」という概念があるという事は、ストレス解消が出来る事もあるのでしょう。



「自分へのご褒美」という考え方や概念、手法は、その一環と言えそうですね。

自分へのご褒美と言うと「いつもは半額の値札の付いた木綿豆腐だけど、月に一度、今日だけは少々高い胡麻豆腐にしよう。」程度なら、可愛らしい自分へのご褒美の範囲だと思います。



ただ、これが暴飲暴食するかの如く街へ繰り出して買い物しまくったりするのは、明らかに行き過ぎです。



そうやって買い物をして一気にお金を使ったら、短時間は満足感を得られたり、スッキリする事もあるでしょう。

でも、後々になって「やっぱり買わなければ良かった・・・。」「なんでこんなに買っちゃったんだろう・・・。」と、後悔する羽目になります。



ストレス解消、ストレス発散のために行った消費活動が、かえってストレスの原因となるわけです。



買い物やお金を使う消費行動は、後々後悔してストレスに変貌を遂げる可能性がある事を考えると、これはストレス解消法としては危険な方法です。

仏教の視点から観ると「物欲を一時的に満たす事により、更に物欲を強める」という事が観えてきます。



物欲強化はストレスの原因になりますから、ストレス発散したいからと言って、消費活動を活発化するのは控えるべきです。
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逆効果になりかねないストレス解消法2:暴飲暴食、特に甘い物は要注意!

ストレス解消どころか逆効果になるストレス発散方法の二つ目は
:甘い物を食べる、暴飲暴食
です。

特に、甘味料やスイーツと言った甘い物を食べるのは要注意です。



疲れたときやストレスを感じたときは、甘い物が良いと言われていますが、それは科学的・医学的にも効果は立証されています。

ただ、甘い物を少し嗜む程度ならまだしも、これは度が過ぎると、ストレスを感じたり疲れたとき毎に、甘い物を欲する体になる危険性も孕んでいます。

言うなれば「甘い物依存症」になってしまうということですね。



また、甘い物に限らず、ストレス発散のために食べ物に逃げる行為も、ストレス解消の逆効果となります。

やけ食いして、食べ過ぎて体調が悪くなったり、体重と脂肪が増えると、「太っちゃった、食べなきゃ良かった・・・。」と、更なるストレスの原因となります。

食べ物にお金を使うから、お金が減ってストレスと体重と脂肪が増えるという、有り難くない反比例作用ですね。

これではストレス発散どころか、ストレスの蓄積に直結する事は目に見えています。

ちなみにこの現象は、私の友人にもこの状況に陥ったことがあり、現実問題として目の当たりにしています。



食欲は、確かに人間が生きていく上で大切な本能ですが、これを「貪欲(とんよく)」という煩悩に変貌させてはいけません。

ストレス解消になる食べ物や食習慣は確かにありますが、それは暴飲暴食ではありませんから、ストレスを感じたときに、自分の食習慣を見直すようにしたいものです。
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逆効果になりかねないストレス解消法3:暴れることや八つ当たり

ストレス発散どころか、逆効果になるストレス解消法の3つ目は、
:暴れる・物や人に八つ当たりする
です。

私は「物に当たるという暴れる行為」は、実際にうつ病などが酷い状態の時、情緒不安定の時にやってしまった経験があります。

別の機会に話をしようと考えてはおりますが、これはストレス発散になりませんよ、全くスッキリもしませんし、ストレス解消どころか自己嫌悪する原因にしかなりませんでした。

私の場合は、幸い人に八つ当たりすることはありませんでしたが、人に八つ当たりしたら、人様に怪我をさせたり、周囲にも悪い雰囲気を作り、人間関係がこじれる原因になります。



暴れる事も物に八つ当たりすることも、我に返ったときに激しい後悔の念に苛まれますから、それが更なる過度なストレスとなります。

実際に私も、物を壊してしまった後に、もの凄く後悔して自己嫌悪して、更にうつ病が悪化していく・・・と言う経験をしたものです。



「暴れる・人や物に八つ当たり」は、ストレス発散になりませんし、ストレス解消法ですらありません、むしろその後に後悔する逆効果の行為でしかありません。

暴れる事や八つ当たりは、ストレス発散どころか、最低な行為だと私は思うております。

どうしても暴れたくなったり衝動に駆られたときの対処法

ただ、どうしても破壊衝動が生じてしまうのは、ストレスが蓄積している状態ではあり得る話です。



そういう場合は「体感覚・肉体の感覚にかえる」という禅の智慧を活かします。



スポーツをしたり歩いたりする運動は、ストレスとなる原因を悶々と考える事から離れますし、暴れる事や八つ当たりする前に適度に疲労出来ますから、理に適っています。

エネオスのCMで、女優さんが「あの子もあの子なら!」といって、エネゴリ君が持つミット相手にパンチキックしていますが、これは実は結構有効なストレス発散方法です。

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サンドバッグを購入して叩いたり、ボクシングジムやキックボクシングジムで打撃練習をするというのは、ストレス解消に効果的な運動方法なのです。
(私もボクシングの経験とトレーナーのまねごとをさせて頂いた経験則から体感しております。)



それでいて、八つ当たりの対象が無機物で、叩くためにある道具が相手ですから、人を傷つける事もありません。

もちろん、怪我に注意する事は大前提で、スパーリングをする場合は、どんなに安全面に配慮しても実際に打ち合うわけですから、どうしても自分も練習相手も怪我のリスクはあります。

最近はスパーリングなどはしない練習メニューを組んでくれるフィットネス主体の格闘系ジムもありますから、実戦練習に抵抗がある人は、そういうところを探すと良いですよ。



ストレスを感じずに生きるのが難しい現代社会において、それが本当にストレス解消になるかどうか、今一度省みて、ストレス発散の方法を吟味したいものです。



尚、今回の話と関連する事柄を、こちらにもまとめて御座います。

参照:「ストレス解消法を仏教の智慧に学ぶ」

参照2:「ストレス解消や発散に効く仏教の智慧まとめ」



これらを学んで頂き、ストレスフリーな生き方や在り方を培って頂けたのであれば、大変嬉しく思う次第であります。



合掌

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