有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。
このお堂(ブログ)で、たびたび「シンプルライフなミニマリスト」に関する情報をお伝えしております。
禅僧、特に雲水と呼ばれる修業時代は、まさにシンプルライフでミニマリスト生活の実践者と言えるでしょう。
持ち物が厳選されて、持たない暮らしが標準でありますから、禅僧・雲水さんの暮らしぶりから、持たない暮らしによるシンプルライフなミニマリスト生活の智慧をお借りすることもしばしば御座います。
このお堂(ブログ)でも、禅僧の智慧を始めとして、僧侶の智慧や本から、持たない暮らしに関する話をしてきましたね。
仏教には、原始仏教経典から伝わる「少欲知足(しょうよくちそく)」「足るを知る」の教えがありますから、足るを知る事を教えてくれる題材の本は、宗派を問わず学べます。
本の事も含めて、話した事も色々と多くなってきましたから、ここらで一度こちらにまとめておき、あなたが学びやすいようにここに集約させて頂きます。
シンプルライフなミニマリスト生活は持たない暮らしから、そのための断捨離
自分が暮らしやすいシンプルライフのために、ミニマリストの概念を使って持たない暮らしを実践するために、最初に意識する事と言えば「断捨離」ではないでしょうか。断捨離については、このお堂(ブログ)でもすでにまとめて御座います。
参照:「断捨離実践のコツと効果まとめ」
特に、「断捨離」と「シンプルライフなミニマリスト生活」に直結する表題は、こちらの二つです。
参照1:「ミニマリストとは断捨離の結果の在り方」
参照2:「ミニマリストとシンプルライフと断捨離の関係性と感覚的な意味」
参照3:「シンプルライフとは物を持たない暮らしという意味?」
また、シンプルライフなミニマリスト生活に直結する概念として、
:持たない暮らし、買わない生活
についても、たびたびお伝えしてきました。
断捨離をする事によって、一端は「持たない暮らし」は表現出来ますが、それを維持しないと、シンプルライフから遠ざかってしまいます。
そうなると、また断捨離をやり直さなくてはいけませんし、持たない暮らしの維持のために、買わない生活の実践も考える必要があります。
参照1:「物を買わない生活習慣のコツとメリット」
参照2:「高揚感の意味と使い方の例文から学ぶべきこと」
参照3:「買わない生活のコツは高揚感の自覚にあり」
参照4:「買わない生活で持たない暮らしを実践し長続きさせる二つのコツ」
持たない暮らしを維持する為には、買わない生活も心がけ、そのためには「物欲」に支配されない智慧を知り、実践する事が大切です。
自分が買い物をする際に、高揚感を覚えたり、物欲を刺激される瞬間を見逃さないための智慧を、仏法に学んだ事をお伝えしております。
シンプルライフなミニマリスト生活の実践例まとめ
シンプルライフなミニマリスト生活により、持たない暮らしを実現して、物質的にごみごみしない快適な生活を維持する為の、具体的な事例や智慧もお伝えしてきております。シンプルライフやミニマリスト、そして持たない暮らしについて、概念や知識を得るだけではなく、実際にやってみないとなされることは御座いません。
でも「じゃあ、どうすればよいの?」と、具体的な方法論や事例を知りたくなるのが、人情というものでしょう。
そこで、私の体験談も元に、シンプルライフなミニマリスト生活の智慧や、持たない暮らしの実践例を紹介させて頂いております。
その手始めとして、まずは「シンプルライフなミニマリスト生活とはなんぞや?」という、心構えの話をしております。
参照:「ミニマリスト生活での持ち物への心構え」
そして、以下が実践例、具体例です。
参照1:「シンプルライフなミニマリストの持ち物|食器編」
参照2:「シンプルライフなミニマリストの持ち物|服」
私が一人暮らしをしていた時に実践した事や、心がけたことなどの具体例は、こちらでお伝えしております。
参照:「シンプルライフなミニマリストの部屋|一人暮らしの体験談より」
一人暮らしをこれからする予定のある人や、現在一人暮らし中で、持たない暮らしからはほど遠い人には、参考にして頂けるのではないかと存じ上げます。
ただ、一人暮らし中のシンプルライフなりミニマリスト生活の部屋という表題ではありますが、ご実家暮らしや家族と同居されている人にも参考になると思います。
家族と同居されていても、自分の部屋から持たない暮らしを実践して、家族皆で物質的な窮屈さを感じないシンプルライフを目指す事も、十二分に可能ですからね。
シンプルライフなミニマリスト生活や、持たない暮らしを推奨するような話を展開しているこのお堂(ブログ)ですが、メリットもありますけれども、注意すべき事もあります。
参照1:「シンプルライフで物を持たない3つのメリット」
参照2:「ミニマリスト生活の弊害や注意2つ」
具体例を学ぶならば、注意すべき事も同時に学ぶべきだと私は思うております。
注意点については、上の参照記事をお読み頂いて、シンプルライフなミニマリスト生活に入るまでの過程も、快適に過ごして頂ければ幸いであります。
結果に至るまで、また持たない暮らしに到達しても、そこからが窮屈だったり苦痛で快適で無ければ、意味をなしませんからね。
注意すべき事の一つに、「シンプルライフなミニマリスト至上主義」とか「持たない暮らしの狂信」ということがあげられます。
シンプルライフやミニマリスト生活が、宗教性を帯びすぎて「それ以外は排除!」なんてことになると、それはそれで弊害をもたらします。
そのような状態に陥らないための智慧も、上の参照表題でお伝えしておりますから、特によく読んでおいて欲しい話で御座います。
この辺りは、仏教徒・仏教者であり、仏教以外の宗教も学ぶように致しております者の視点からお伝えしております。

シンプルライフなミニマリスト生活を維持するための持たない暮らしまとめ
上でも何度かお伝えしました通り、シンプルライフなミニマリスト生活と密接な関係がある概念が「持たない暮らし」です。持たない暮らしを実践して維持出来れば、それがすなわち「シンプルライフなミニマリスト生活」とも言えます。
そのことについても、色々と話をさせて頂いております。
参照1:「持たない暮らしは丁寧な暮らしで維持出来る」
参照2:「持たない暮らしを使い切る暮らしで実践する」
持たない暮らしや買わない生活により、シンプルライフを実現するために、特に私が大切だと思うことが、「丁寧な暮らし」です。
丁寧な暮らしを実践する事により、物を大切にするという精神も育まれることに繋がり、結果的に物が壊れにくく「買わない生活」が実現出来るようになってきます。
それと同時に「丁寧な暮らしの実践として使い切る暮らしを心がける」ということも、大切なことです。
大量消費社会とも言われ、使い捨ての道具が多い昨今、物を大切に使いきると言うことを意識している人は、どれだけいらっしゃるでしょうか?
禅では、「見立て」などの智慧によって、ご縁があって自分が使う事になった道具を、最後まで使い切る智慧を教えてくれています。
特にこのことについては、曹洞宗の禅僧である枡野俊明さんが、色々な本で我々にその智慧を伝えて下さっています。
以下でお伝え致しますが、私がこのお堂(ブログ)でお伝えしている本にも、「見立て」や「使い切る暮らし」の智慧を教わることが出来ますよ。
枡野俊明さんがよく用いられる例が、「割れた茶碗は花を生ける道具に」「使い切った石臼は、庭の飛び石にして甦らせる」という智慧です。
「丁寧な暮らし」「使い切る暮らし」の実践は、「持たない暮らしと買わない生活」の実践に直結し、これすなわち「シンプルライフなミニマリスト生活の維持」でもあるのです。
禅僧の智慧、是非とも活用させて頂くと致しましょう。

シンプルライフなミニマリスト生活の参考になる本まとめ
シンプルライフなミニマリスト生活を送る上で、指南書となる本があれば、より捗るものです。そのような本についても、私が実際に読ませて頂いてきました本を紹介させて頂いております。
参照1:「シンプルライフなミニマリスト生活の参考になる仏教の本」
参照2:「持たない暮らしによるシンプルライフの参考本3冊」
参照3:「持たない暮らしによるシンプルライフを支える禅仏教本三冊」
これらの記事で紹介させて頂いている本は、全て私も購入してじっくり読ませて頂き、味わいました本に御座います。
実践している項目もありますし、一人暮らし時代に、自然と実践していた事例もあったり致します。
特に参照2の表題では、禅僧の枡野俊明さんによる本以外に、真宗大谷派の僧侶である川村妙慶さんの本と、真言宗の僧侶である名取芳彦さんの本もお伝えしております。
禅宗以外との相違点や、どの宗派にも共通する仏教の智慧を学ぶ事も出来ますから、私は全て揃えておくと、比較宗教学の味わいもあるのではないか、と頂いております。
どれも「少欲知足(しょうよくちそく)」という仏教の根本的な智慧を学べますし、各々の実践的な具体例の智慧も学べる仕上がりになっていると頂きました本に御座います。
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本の題名からして「持たない暮らし」とありますから、持たない暮らしと買わない生活、その実践のための「丁寧な暮らし」と「使い切る暮らし」も同時に学べる1冊であると、私は味わい頂いた次第であります。
服の買い方についての具体例等も、女性的な視点ならでは、という感じが致しましたものです。
また、仏教の話をところどころ、仏教用語・仏教語を用いたり、親鸞聖人のお言葉を用いて解説もして下さっていますけれども、基本的にガチガチの仏教本ではありません。
それゆえに、仏教を学べるけれども、仏教に興味が無いと言う人でも読みやすく、入りやすいシンプルライフや持たない暮らしに関する本であるという味わいもあります。
あなたが今後も活用出来る1冊が見つかる一助となれましたら、大変嬉しゅう御座います。
合掌