自己啓発セミナーの断り方の実例

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

前回は「自己啓発セミナーは宗教より危険な一面もある」という内容の話を致しました。
「成功するぞー!」とか宣いながら素人同士にハイタッチさせたり叫ばせたりする光景は、まさに怪しい宗教という感じさえします。

あれを「気持ち悪い」とか「怪しい宗教みたい・・・」と思われるのは、月並みな表現ですが、正常な感覚だと私は思うております。



あの手の自己啓発セミナーや低料金もしくは無料セミナーは、高額なバックエンド商品を買わせるための会場である場合が多く、近づかない方が無難です。

口八丁手八丁で、洗脳やマインドコントロールの技術だけは長けていますから、関わったら最後、洗脳される危険があります。



洗脳されない一番の方法は「そのような現場に近づかない、関わらない事」です。

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自己啓発セミナーに友人に誘われた私の体験談

怪しい宗教の勧誘でも自己啓発セミナーの勧誘でもそうですが、厄介なのは、友人に誘われる場合です。



友達や旧友からの誘いって、なかなか断りづらいということがあり、そういう人達からの自己啓発セミナーや怪しい宗教の誘いを受けた時、断り方を探している人も結構いらっしゃるようです。

私は、体験的にそのような事を知る事となった経緯が御座います。



私には、中学時代の部活仲間だった人物から久々に連絡があって、会ってみたらマルチまがいの勧誘をしてきた、という体験が御あります。

その同級生は同窓会の話をしたいと言っていたのですが、それは嘘で、その時は喫茶店に連れられ、喫茶店に入ったら旧友の仲間がおり、そやつらに囲い込まれて、私をマルチまがいビジネスに引き込もうとしました。。

私は一切取り合わず「やらん。」と断って帰り、事なきを得ました。

そして、私を勧誘した同級生とは「悪縁バッサリ」と言う事で、一切の縁をこちらから断ちきりました。



仏教では「良い悪い」という分別を戒める教えもあります。

ですが、現代社会においては、どう考えても悪縁と思われる縁が結ばれてしまう事だってあります。

そういう時は「これは悪縁!」と、きっぱりバッサリと切ってしまう方が、縁を切った相手も自分も、良い方向へ転換出来る可能性が広がります。



ちなみに「良縁悪縁」や「悪縁バッサリ」という考え方は、どんぴしゃりで本の題名にもなっておりますよ。


悪縁バッサリ!いい縁をつかむ極意 [ 枡野俊明 ]
価格:1296円(税込、送料無料)



私も読んだ本です。

悪縁や人間関係・対人関係に悩んでいる人にとっては、学べる箇所もあるかと思える禅僧の本であります。
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自己啓発セミナーに誘ってくる友人の誘いの断り方

私の場合はマルチまがい商法に誘われた例ですが、怪しい自己啓発セミナーの場合も、断り方は基本的には同じです。



もしも、あなたが怪しい自己啓発セミナーに誘われたら
「行かない。」
の一点張りで貫き通しましょう。



「友人との縁や、関係に支障を来しそうで怖い。」と思われるかも知れませんが、あなたを自己啓発セミナーや怪しい宗教に誘うその人は、友達ではなく悪縁です。

大体、あなたをそのような怪しい宗教じみた自己啓発セミナーに誘う輩が、友達と言えますか?

こちらの意思や都合を無視して強引に誘う輩は、友達ではありません、単なる悪縁です。

それに、誘いを断る理由を言っても、その理由を論破して逃げ道を塞ぐであろう事が目に見えています。



どんなにしつこく誘われようが「行かない。」の一点張りで、理由を聞かれても「行かない。」で通すのみです。



お互いのためにも、あなたが自己啓発セミナーや怪しい宗教の勧誘を友人から受けて、直観的・直感的に「危険!」と感じたら、その直感に従いバッサリ断るべきです。
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自己啓発セミナー会場での冷静さを失わない方法

私のように、潜入捜査目的で自己啓発セミナーに入り込んだならいざ知らず、関わりたくないのに数奇な縁で自己啓発セミナー会場に入り込んでしまった場合も可能性としては御座います。

気が弱い人でしたら、友人の誘いをどうしても断り切れないということもあるでしょう。

また、友人に遊びに誘われただけなのに、気がついたら自己啓発セミナー会場だった、という事になる可能性もゼロではありません。



自己啓発セミナー講師は、口八丁手八丁で上手く乗せて、気分を高揚させたり精神を疲れさせる術に長けています。



自己啓発セミナー講師の話を真面目に聞いていたら、洗脳されたりマインドコントロールされてしまう危険性があります。

だから、特に気が弱い人だったり免疫が無い人だと、いつの間にか洗脳されたりマインドコントロールされて、大切な財産を奪われる危険もあります。



私は潜入調査目的であったけれども、その危険性については考慮しておりました。

だから、私が実践した対策は、
:真面目に付き合わない、表面上は真面目そうだけれど中身は不真面目
という態度、在り方を貫く事です。



「そんな馬鹿な。」「アホちゃうか。」と、心の中では突っ込みまくって大爆笑するのも効果的です。

トイレに行く振りをして、そのまま帰るのも良いですね。



私は自己啓発セミナーの危険で怪しい現状を調査するために最後までおりましたが、その場では全くもって不真面目な態度を貫いておりました。

自己啓発セミナー会場で高額バックエンド商品の断り方

自己啓発セミナーもそうですが「なんちゃらアフィリエイトを無料セミナーで教えます」というセミナーもあり、そのようなセミナーではバックエンド商品の販売が高確率であります。

無料または格安セミナーには、セミナー講師側が暴利を貪るための裏があるというのが、最近の実態です。



私が潜入した自己啓発セミナーでは、バックエンド商品の紹介が終わったら、相談の時間が設けられました。

この時、相談は絶対にしてはいけません。

あーだこーだと言って、お金を取られるのがオチです。



私が体験した自己啓発セミナーでは、呼びもしないもしないのにスタッフが「大丈夫ですか?」「相談に乗りますよ。」と、なれなれしく近寄ってきました。

私って、家電量販店などで店員に話しかけられたら嫌がるタイプだとも知らずに。



この時に私が取った対応でもあり、実践して欲しい断り方は
:聞こえないふり、そして無言
です。



下手なことを言ったり断る理由を言ったら、奴らは更に上回る論法で論破してきます。

何度も言いますが、自己啓発セミナー講師は口だけは達者ですし、そのスタッフもそれなりの営業トークや逃げ道のふさぎ方を心得ています。

だから、まともに取り合ってはいけません。



仏教徒である私が「目の前の人が話しかけてくれているのに、無視したり無言でいるとは何事か」と思われるかも知れませんが、むしろこれはお互いのためでもあります。

仏教・仏法にも「無駄口を叩かない」という教えも御座います。

曹洞宗の禅僧である良寛さんも「言葉の多き」「親切らしくもの言うを戒めて下さっていますから、それを実践しているんだ、くらいの在り方でいれば良いと思います。



不毛な会話はお互い疲れるだけです。

一切商品を購入する気が無いなら、聞こえないふりをして無言でいる事が、お互いのためです。



無言が憚られるなら「必要ありません。」で通します。

「なんでですか?」と断る理由を聞かれたら「必要無いから。」という理由だけでOKです。

それでも食い下がってくるなら、「あなたの態度に機嫌を損ねました。」と言って、帰ってしまいましょう。
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自己啓発セミナーの断り方を学ぶより一番良い方法は「関わらない事」

今回は、自己啓発セミナーに誘われたときの断り方と、バックエンド商品の断り方をお話し致しました。



断り方を学ぶ事は結構ですが、理想的で一番良い方法は、
:自己啓発セミナーやそのような類いには一切関わらない事
です。



「悪霊がいっぱい:ゴーストハント」という作品の主人公、渋谷一也の台詞に
「詐欺に引っかからない一番の方法は、詐欺の手口を知り尽くす事だ。」
というのがあります。

確かに、詐欺の手口や自己啓発セミナーでの高額商品販売の手口を知り尽くす事は、自衛のために有益です。

ゆえに、学び続けてアップデートを繰り返す事は大切です。



ただ、詐欺や自己啓発セミナーの手口を知り尽くす努力をしながらも、一番良いのは、そういったものに最初から近づかない事です。

「君子危うきに近寄らず」とは、よく言ったものです。

私のように潜入調査目的である場合はその限りではありませんが、その時は耐性を付けていたり訓練をしておく必要はあります。



今回の話は、最初から近づかない、誘われても行かないという事を前提にして、万が一自己啓発セミナー会場にひってしまった場合の措置として覚えておかれると良いでしょう。

手口やお金の取り方について、こちらでまとめて学ぶ事が出来ます。

参照:「自己啓発とは何かについてまとめ」



自衛のためにも、また、ミイラ取りがミイラにならないためにも、しっかりと学んで免疫力や対応力を身につけて頂ければ、嬉しゅう御座います。



合掌

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