断捨離の後「汚部屋」に戻さない2つのコツを禅に学ぶ

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

なかなか片付けられない人でも簡単に部屋を片付ける事が出来るための指南書は、本屋に行くと沢山見受けられます。
246768 「なかなか物が捨てられない・・・。」
「部屋を片付けるのが下手で嫌になる・・。」

このような事で悩んでいる人が多いからこそ、本屋でもそのような悩みを解決する類いの本が、1コーナーを作って並んでいるのであろうとお見受け致します。

物が溢れやすい時代には必須の悩みであり、誰もが欲しがるスキルだったり能力ではないでしょうか。



最近では部屋の片付け指南ブログや指導者もいて、片付けコンサルタントと名乗る人もいます。

近藤麻理恵さんは、片付けコンサルタントとして部屋を片付ける方法や収納術の第一人者ですし、出された本もミリオンセラーですから、やはり部屋の片付けの課題は皆さんお持ちなのだと把握出来ます。

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断捨離で有名なやましたひでこさんとも相性が良いから、
:部屋片付けと断捨離はワンセット
という認識をしている人もいらっしゃるでしょう。

断捨離して汚部屋を片付けるコツは、不要品や捨てる物の選別をする事

部屋を片付ける時や収納する時は、断捨離とセットで考えて行うと言う事は、私も実践しておりますし、効果は体感しております。

このお堂(ブログ)でも、断捨離について、私の実践方法やその効果効能についてお伝え致した事がある通りです。

参照:「断捨離とは何か?」

参照2:「物を減らす断捨離の実践」



部屋を片付けられない、片付けるのが下手だという自覚のある人は、往々にして物を捨てられなかったり、物への執着心が強かったり、すぐに物への執着を成してしまう人というのも確かにあります。

まずは1つ、1%の小さな断捨離から始めて、物への執着心を捨てるというのは、物欲という煩悩も薄れていく修行になりますし、禅的生活の一歩目としても理に適っております。



部屋の片付けのコツとして、
:不要な物を選別して捨てる事、つまり断捨離
と教えてくれる人がブログでもよく見られるのも、理解出来ます。

断捨離して部屋の片付けが完了しても「汚部屋」に戻ったら元の木阿弥

現在の私が住まわせて頂いている部屋は、禅の知恵を実践させて頂いているから、物が増えたり汚部屋に戻ることはほぼありません。

埃が溜まりますから、日常的に掃除機で吸ったり、布団を干す程度で済んでおります。



しかし、現在はなんとか「汚部屋」に戻るような事は殆ど無くなったと言えども、以前は折角部屋の片付けをしても「汚部屋」に逆戻り、という経験が御座いました。



あなたも、いざ、きっちりと断捨離を完遂し、部屋の片付けが完了して、その時は綺麗さっぱりとなっても、少し時間が経つと「汚部屋」に逆戻り、という経験はありませんか?



世の中には、部屋を片付ける事に成功して、断捨離に成功しても、
「1ヶ月経ったら、不思議と汚部屋に戻ってしまう・・・。」
という悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特に一人暮らしで掃除をする人が自分だけという場合には、ありがちですし、一人暮らしの大学生や単身赴任などの場合は、漫画のあるある定番ネタにさえ使われる程の印象です。



これは何も不思議なことではなく、無意識的にやってしまっている二つの事が原因だと考えられます。



つまり、その2つの原因を取り除けば「汚部屋」という美しくない部屋の状態に戻りにくく、大掃除のような掃除をする必要も極力少なくなるのです。

その智慧が、禅の世界に御座います。
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断捨離した後「汚部屋」に戻さないコツ1:欲しい物を直ぐに買って物を増やさない

部屋が散らかったり部屋を散らかす原因で、片付けが大変な理由の一つに「物が多い」ということが上げられます。

そもそも不要品と捨ててはいけないものがごっちゃになっているから、その選別が必要なのです。

これがわかれば、対策は簡単に想像出来ますね。



部屋を片付ける前の「汚部屋」に戻さない一つ目のコツは
:物を増やさない
です。



具体的には「欲しいと思った物は、3度目の出会いで購入する」など、買い物に制限なり独自の戒を定めるという方法があります。

参照:「節約生活の貯金術やお金の知恵」



欲しい物を過度に我慢する必要はありませんが、あまりにも衝動買いばかりしていたり、それで部屋が散らかっている自覚がおありならば、何らかの制御方法を設けると良いでしょう。

やたら物を増やさない事も、修行の一環として禅の世界の住人になったつもりでやれば、「私は今修行中なのです。」と、動機付けにもなります。



また、これには副産物的な効果も御座います。

物を増やさないと言う事は、あれこれと買い物をしない、という事でもあります。

つまりそれは、出費も抑えられる、という「買わない生活」もみえてきます。

これはお金の節約にもなりますから、一石二鳥以上の効果があります。



経済的な効果効能というのは、現代社会においては動機付けとして威力を発揮しそうです。
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断捨離の後「汚部屋」に戻さないコツ2:ポンポン物をおかずに定位置を決め、その都度収納する

これから話す事は、やってしまっている人って多いのではないかと感じる事で御座います。



私の友人で、部屋が直ぐに散らかったり「汚部屋」に戻るのをどうすれば防げるか、ときかれたことがあります。

その時に伝えたコツが
:ポンポンものをあっちこっちに置かない
:使い終わった物は定位置に収納する
という事です。

友人は「それだ!でもそれがなかなか、なんでか出来ないんだよね。」と話してくれました。



「ポンポンとものをあっちこっちに置かない」
「使い終わった物はきちんとその都度、定位置に収納する事」

これは、言われてみれば確かに、と思っていても、なかなか出来ていないと、ふと我を振り返ってみると、耳が痛いと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も、仏教徒再会し、禅の智慧と出会わせて頂く以前は、やらかしてしまっていた事柄に御座います。

今でも、ついつい読んだ新聞を、そのまま机の上に「ぽい」っと投げ捨てるように置き去りにしかけてしまうことがあり、そのたびに反省を頂いております。



「ぽんぽんと、あちこちに物を置かない」「使い終わったものはきちんとその都度しまう」

これは、丁寧な暮らしの実践をすると言う上でも非常に重要なことであり、そしてそれはそのまま禅的生活の実践でもありますす。



ぽんぽんと物をあっちこっちに置いたり散らす行為は、そもそもとして物を大切に扱っていないということです。

そして、物を粗末にしているだけではなく、意識も散漫な状態です。

無意識にあっちこっちに置いて忘れるから、物を無くしますし「あれはどこにいったんだ?」と、探す羽目になって、空しく時間を過ごすことにも繋がります。



当然、どんどん物が部屋に散乱しますから、部屋を片付ける、断捨離をするという必要性が出てきて、「汚部屋」に逆戻りします。



だから、部屋を片付けた後に、
:買ってきた本や雑誌など、物をぽんぽん置かない
:使った物は定位置に収納する
というを意識して実践する事は、断捨離した後の部屋を、汚部屋に戻さないコツなのです。



「物を無意識に扱わないこと」、コツを一言でまとめると、このように言えるかと存じます。
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丁寧に暮らす禅的生活の実践は、断捨離して部屋の片付けを完了した後も、綺麗な状態が維持される

部屋の片付けの後に「汚部屋」になってしまわないコツは
:物を増やさないように買い物をコントロールする
:物を丁寧に扱い、意識的に定位置に収納する
という2つにまとめられます。



物との関係性を丁寧に改善して行く事は、禅の精神にも通じるところです。



そしてその実践は、無駄な買い物も少なくなり、節約生活に直結する上に、物が増えないから部屋も綺麗なままで、衛生的にも健康的な状態になり、現世利益が沢山あります。

禅的生活の修行をしている気分で、でも気軽かつ簡単に始められる事ばかりですから、実践される事を提案致します。



なお、部屋の片付けについて、断捨離という概念や「汚部屋」に戻さないために綺麗な状態を維持・継続する方法を、こちらにて紹介させて頂いております。

参照:「断捨離の意味とコツを仏教から学ぶ」

参照2:「断捨離の実践とコツ、効果のまとめ」



今回お話し致しましたことと一緒に、まとめて学んで頂きますと、「汚部屋」に戻らない快適な生活の知恵を実践する事が出来ます。



合掌

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