買わない生活で持たない暮らしを維持する二つのコツ

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

このお堂(ブログ)にて、何度か「持たない暮らし」や「買わない生活」の実践方法やコツをお伝えしてきております。
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以前の話を実践されると、仏教の智慧に触れながら、買わない生活習慣が身につき、持たない暮らしへ近づくことが出来るかと存じます。



今回の表題は、その生活を維持・継続する事についてです。

「買わない生活習慣を自然と出来るようにした後、持たない暮らしの実践を長続きさせる」という、その後に大切になってくる話です。

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持たない暮らしを一過性で終わらせては勿体ない、だから買わない生活を取り入れる

買わない生活習慣が身につくと、自然と貯金出来たりお金も貯まっていき、お金の使い道についても自然と考える機会も増えてきます。

少なくとも、買わない生活・持たない暮らしの実践は、無駄遣いをしなくなるわけですから、貯蓄体質になってくるのは把握出来るであろうと思います。



でも、人は楽に流れやすく、欲にまみれやすいものです。



特に昨今の、消費を喚起させる仕掛けにまみれた現世においては、こちらの高揚感を煽ったり消費意欲をあおり立てる罠に満ちあふれています。

貯金出来る買わない生活習慣が身についたと思っても、ふとしたきっかけで一気に失われる機縁も多くあります。

買わない生活を実践して、持たない暮らしが実現して、折角スッキリした生き方が出来ていたのに、元に戻ってしまっては、あまりにも勿体ないと思います。

折角身につけた良い生活習慣、出来る事ならば、無理なく継続していきたいものです。



そこで、身につけた良き習慣を継続・維持していくために、禅・仏教の智慧から学ぶ
:持たない暮らしの実践
:それを持続・継続するコツ
を、あなたは知りたいと思われませんか?

買わない生活で持たない暮らしを維持し続けるコツ1:保たせて持たない

買わない生活と持たない暮らしを続けるコツの一つ目は
:「保たせて持たない」を心がける
です。

平仮名にすると「もたせてもたない」という、禅問答かと思うような字面ですね。



どういう事かと申しますと、
「今ある物を長く使い、買う必要がない生活を心がける」
ということです。



世の中には、大量消費社会と言われている通り、やたらめったら使い捨ての物が沢山あります。

ボールペンも100円出せばそこそこの物が手に入りますし、100円ショップに行けば、そのようなものがごろごろあります。

最近ですと、茶碗やコップも格安で売っており、直ぐに買い直せる便利な世の中であることを感じるばかりであります。



でも、耐久品なのに安いからといって、大切に使えば長く使えるものであっても、使い捨てにするかの如く粗末に扱ってはいませんか?

ポンポン投げるように扱って、壊れたら「あ、壊れた、また買ってくるか。」というような感じです。

大切に使えば長い事使える物品を、ポンポンと粗末に扱ったあげく、また買い直すということを繰り返すのは、良き生活習慣とは言いがたいでしょう。

例え安物であっても、「両手で丁寧に扱う」「足蹴にしない」など、丁寧に取り扱うことを意識的に行っていれば、そうそう壊れないものです。



それに、物を粗末に扱うことで、物を買う頻度が高まれば、「買い物癖」がついてしまう要因になります。

それはつまり「買わない生活習慣」の逆の習慣を身につけてしまう事になるのです。

そして、そうやって気が緩んでくると、要らぬ物も「ついで買い」してしまう環境にも身をおくことになってしまい、持たない暮らしはどこへやら・・・となってしまいます。



ゆえに、
「持たない暮らしの継続は、買わない生活習慣を身につけること」
「そのために、物を粗末に扱わず、保たせて持たない生活習慣を身につけるべし」
が、一つ目のコツです。
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注意点として、食べ物などは食べないと生命に関わりますから、食べ物を買うという買い物は毎日のようにするのは仕方のないことです。

食べ物に関しては、生きるための糧を得る買い物ですから、「買い物癖」とは別と考えて良いでしょう。

買わない生活と持たない暮らしを維持し続けるコツ2:丁寧に物を扱う生活をする

買わない生活と持たない暮らしを続けるコツの二つ目は
:「保たせて持たない」を実践するため、丁寧に物を扱う生活を心がける
です。



コツ1とコツ2は、セットで覚えて実践して頂きとうございます。

特に、これからお話し致します二つ目のコツは、禅や仏教の智慧の実践でもあります。



以前から、禅・仏教の大切な教えとして、
「丁寧に生きる」
という言葉と概念を解説してきました。

丁寧に生きる、丁寧に生活すると言う事は「物を粗末に扱わない」という事も含まれます。



「汚部屋に戻さない2つのコツ」という表題にて、
:ポンポンと物をそこらへんに置かないこと
という話をしていましたね。
382691 ポンポンと物をそこら辺に置く行為は、とても上品な行為とは言えませんし、更に部屋も散らかります。

そして、本屋雑誌ならまだ壊れる危険はありませんが、これがちょっと硬い物だった場合、物が壊れる可能性がぐっと高まります。

家具や壁、床も傷が付きますから、ポンポンと物品を投げるように置いたり、雑で粗末な取り扱いはしないように心がけたいものです。



そこで、禅・仏教が教える
:丁寧に生きる、丁寧に日常生活を送る
という教えが活きてくるのです。



具体的な例を示しますと、100円ショップや処分品セールで手に入れた、あまり頑丈では無いコップを手に入れたとします。

格安で手に入れたものは「どうせ100円だから」「安物だから」と、取り扱いが粗末になったり雑になりやすいものです。

そのような感覚なり考えが浮かんできたら、
「あ、今、物を大切にしない考え方をしている。」
と、自覚して反省することが大切です。

そうしてしっかりと自覚する習慣を身につけて、手に入れた物がなんであれ、いくらで買ったものであっても、丁寧に扱うことを心がけていくのです。



もっと具体的な取り扱い方を示すならば、
:出来るだけ両手で丁寧に持つようにする
:置くときは音を立てないように、丁寧に置く
など、そのように心がけていきます。

これは、コツ1でも少しだけ触れましたが、大切な事ですから、コツ2でも繰り返させて頂きます。



これを習慣化すれば、いつでもどこでも自然と物を丁寧に扱う事が出来るようになっていますし、「あの人は丁寧で上品な人だ。」と、周囲からも褒められる可能性もあります。
周囲からの評価は副産物的な効果効能ですが、意外とバカには出来ません。



丁寧な生活、丁寧な物の取り扱いを心がけていけば、物も壊れにくい穏やかな生活を送る事が出来ます。

物が壊れない、丁寧な生活様式がきちんと身につけば、買わない生活が維持されて、持たない暮らしも継続出来るのです。



断捨離して買わない生活習慣を身につけ、保たない暮らしを継続するコツは、
:「保たせて持たない」の実践
:そのために「丁寧に暮らす、丁寧に物を取り扱う」
と、この二つにまとめられます。



今から実践出来る事ですから、是非とも実践して、穏やかでスッキリした生活を維持して下されば、嬉しゅう御座います。



尚、今回の表題と話も、それらと通じる話でありますから、こちらの表題も参考にされると、より理解が深まると思います。

参照:「物を買わない生活習慣のコツとメリット 」

参照2:「買わない生活のコツは高揚感の自覚にあり」

参照3:「高揚感の意味と使い方の例文から学ぶべきこと」



また、持たない暮らしや買わない生活、それを維持する丁寧な暮らしについて、こちらにまとめておきました。

参照:「シンプルライフなミニマリスト情報まとめ」



是非活用して頂き、良い塩梅に至ることを応援させて頂きます。



合掌

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