お金を稼ぐ方法を教える系の我利我利亡者にもの申す

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

インターネットビジネスという世界に携わっている知人がいて、私もその人から色々と業界の話をしてもらうことが時々あります。
400109 少し前からは、プロダクトローンチと呼ばれる手法で、無料オファーなるものがあり、メールアドレスを登録すると洗脳メールが届くという、なかなか恐ろしげな仕組みがあるそうです。

それで、無料とうたっているのに最終的に高額なお金を要求してくるとか、全然無料では無い話が展開すると言って、私にも注意を呼びかけてくれました。



実際にどんなものかと実物を観ないとなんとも言えんので、お金を払わないことに注意して調査してみたところ、確かに酷い有様です。

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「簡単にお金を稼ぐ方法教えます!」
「ネットで稼ぐ系のお金を稼ぐ方法はこれしかない!」
など、色々と綺語や妄語を並べて、最終的に高額塾なり高額なコンサルティングへ誘っております。

酷いものになりますと、低価格のセミナーでノウハウを一般公開すると言いながら、高額コンサルティングの強引な勧誘しかしないというものまで御座います。

このように「喝!」と叱るか然るべき期間に通報した方がよさそうな詐欺的なものもありました。



それらを実際に調査してみて、仏教の観点から思うところが御座います。

お金を稼ぐ方法を教える系の無料オファーやプロダクトローンチの構造

ネットで稼ぐなどの場で特に多いのですが、「無料オファー」だとか「プロダクトローンチ」なる手法が、はびこっております。

試しに覗き見してみたのですが、無料オファーだかプロダクトローンチ、ステップメールという仕組みのパターンは、大体決まっているのです。

「これからの日本経済は云々・・・」
「これからは自分でお金を稼ぐ力が必要な時代です」
という文言が、よく使われております。

自分で稼ぐ力という表現が傲慢だと思うのですが、そんな感じで不安を煽ってきます。

それに、そもそもとして未来の事は不確実で分からぬ事であるのに、それを堂々と言ってのける事が、これまた傲慢です。

その事に気づいていない時点で、私は「傲慢なる無明な亡者」だと感じます。



そして、不安を煽っておいて、このように続きます。
「インターネットビジネスで簡単にお金を稼ぐ方法を教えます!」
「短時間でお金を稼ぐ方法は私のやり方が確実です!」
「このコンサルティングで稼げなかった人は一人もいません!」
このような、綺語なり妄語を用いて、コンサルティングやサービスが始まる前に、高額な金額を要求してきます。



これらを観て私は、
「ふわふわした自己啓発系詐欺のようだ」
「自己啓発セミナーのクロージングみたいだな」
と感じました。

それと同時に、霊感商法的だとも直観致しました。



このての「お金を稼ぐ方法を教える」という輩のとる手法は、構造を注意深く観察すれば、霊感商法だと一発でわかります。



霊感商法詐欺そのものか、霊感商法的詐欺であり、本当に酷い有様です。
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お金を稼ぐ方法を教えると言って先にお金を搾取する罪

サービスが始まる前に先にお金を搾取していることも見逃せない事であり、頂けません。



現代社会においては、コンサートやボクシングの試合などの場合、先にチケット販売されて、それを購入してお客様は楽しみに行かれるという興行や商いは実在します。

でも、それらは中止になったり変更があった場合、速やかに返金に応じる等の対応策を取ります。

そしてそれらの対応を前提として、コンサートやスポーツの試合は確実に近い確率で行われます。



一方、インターネットで簡単にお金を稼ぐ方法やら、株・FX等で楽にお金を稼ぐ方法を教えますという類いのものは、確実にその未来がくるかどうかは不明瞭です。

コンサートやスポーツの試合とは、全くもって様相が違います。

あなたが実際にお金を払って、そのサービスなりお金を稼ぐ方法をきっちりこなしたとしても、絶対にお金を稼げるかどうかは誰にも分かりません。



それなのに、平然として綺語や妄語を用いて先に高いお金を搾取するのは、如何なものかと思います。

お金を稼ぐ方法を教える系がよく使う「魚の教え方論」の無責任さと危うさ

こういう、お金を稼ぐ方法を教えるとのたまっているコンサルタントやらなんちゃら塾主催者やらの中には、このような例え話をする輩がおります。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えて長期的に稼ぐ方法を教えるんだ」

一見すると、それらしいことを言って、先にお金を取ることを正当化していた文言です。



確かに、言っている事はわかりますが、それが先にお客様から魚を取り上げる理由にはなりません。



それに、魚の取り方を覚える前に、魚を取り上げられたことによって大切なお客様が飢餓状態に陥って、滅するという最悪のケースになったら、どう責任を取るのでしょう。

もしもお得意の自己責任論をお客様に押しつけるというならば、無責任きわまりない話であり、お客様からお金を頂く資格も、コンサルやらやる資格も御座いません。



そもそも、その簡単にお金を稼ぐ方法なり、短期間でお金を稼ぐ方法に自信があるならば、成功報酬・歩合制でやればよいのにと、私は思います。

結局、「魚の釣り方論」は、自分だけが先にお金を頂いて置いて、後はどうなっても「客が悪い」と逃げようとしている、憐れな我利我利亡者の言い訳でしかありません。
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お金を稼ぐ方法を教えるといって先にお金を要求する我利我利亡者の本音

「簡単にお金を稼ぐ方法を教えます!」
「短期間でお金を稼ぐ方法はこれだ!」
と、甘い言葉で誘惑して、サービスが始まる前にお金を要求する。

このような事を平然として、その愚かさに気づかぬ無明なる輩を、
:我利我利亡者(がりがりもうじゃ)
と認識しております。



何故、このようなお金の取り方、要求の仕方が搾取的で罪深いのか。



仏教には
:抜苦与楽(ばっくよらく)
という概念・基本理念があります。



元々は、仏様や菩薩様が衆生の苦しみを抜き福楽を与えていく、この世の苦を抜き福楽に至る、という意味です。

「大慈与一切衆生楽、大悲抜一切衆生苦」という言葉を読めば、なんとなく雰囲気は掴んで頂けるものかと思います。

「お客様の苦を抜き、楽を与えさせて頂く」というこの理念や教えは、経営や商い、現代社会でいうならビジネスをされる方にとっても、この考え方は大切なのではないでしょうか。

 

でも、結果が出るかどうかもわからんサービスに対して、先にお客様にお金を要求するのは、抜苦与楽の逆の行為です。

いうなれば「抜楽与苦」です。

先にお金を取って楽を抜きお金が無くなる苦を感じさせたあげく、結果が出なければどんどん苦を与える事になります。



結局、サービス開始前に先にお金を要求するのは、自分の利益だけしか考えていない「我利我利亡者(がりがりもうじゃ)」という特性があるからです。

「先に金を取ってしまえばこっちのもの」というのが本音なのだろう、私にはそのように思えるのです。
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お金を稼ぐ方法を教えると宣う我利我利亡者の業は、不妄語戒と不綺語戒を破る行為でもある

セールスレターや無料オファーのステップメールには、妄語や綺語がやたら含まれるのも、頂けないところです。

「再現性100%!」
「このコンサルで稼げなかった人は一人もいません!」
という言葉が御座います。

本当にそのようであるならば、それこそ成功報酬に出来るはずなのに、と言いたくもなります。



これは、来るかどうかわからん未来を、さも来るように宣っている傲慢な態度であり、在り方です。

そしてこれは、少なくとも仏教の10ある戒のうち2つを破っている事になるのです。



それは
:不妄語戒
:不綺語戒
です。



無料オファーやセールスレターの中には美辞麗句、綺麗事や着飾った言葉で他人を誘惑しているものが沢山見受けられますが、これは綺語を並べていることになります。

これは、綺語で誘惑している行いですから、不綺語戒を破っている事になります。



また、再現性100%や、一人も云々というのであれば、まずはそれを証明する責任が御座います。

そもそも、一寸先は闇というのがこの世の心理ですから、再現性100%とか、これからも稼げない人が一人もいない状態が保たれるなんて保証はどこにもありません。

にも関わらず、そんな事を宣うのは、明らかに不妄語戒をおかしている状態です。


お金の稼ぎ方を教える系の我利我利亡者は、反面教師として学ばせて頂く

今回は仏教の戒や基本理念を軸にして話を致しましたが、仏教徒でなくても、これらは大変罪深き事ですから、反面教師として学び取りたいものです。



ちなみに、私に情報を教えてくれた知人もインターネットビジネスに携わっていますが、このような事を言っておりました。
「コンサルは相手様の経済や未来に関わる仕事であり、凄く責任重大な仕事だ、軽々しくコンサルタントを名乗ってはいけないし、軽々しい気持ちでしてはいけない。」

このように、最近流行らしいネットビジネス系のコンサルタントの現状を憂い、自らを戒めているそうです。



こういう在り方は、見習いたいものです。



合掌

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