有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。
小池龍之介さんについて、このお堂(ブログ)でも、何度かお伝えさせて頂いた事が御座います。
小池龍之介さんと言えば、独特な表現で仏法や言葉の解釈を振り仮名・ルビによって表されており、また易しくわかりやすい形で原始仏教を伝えられている人という印象があります。
恐らく、2016年の時点で30代後半と、世間知では若い僧侶という印象も持たれやすい事で、異論なり批判もあるでしょうけれども。
私は、小池龍之介さんの本を10冊ほど読ませて頂いており、坐禅瞑想の本「「自分を浄化する坐禅入門」は、参考にさせて頂いておる部分も御座います。
歩行瞑想や歩行禅は、私も日々修行させて頂いている瞑想法だったりしますが、なかなかならんもんです。
ほんと、なかなか上手く禅定・瞑想の状態にはなれんものですがね、日々精進するしかなさそうです。
小池龍之介さんの食事瞑想はダイエットにも効果的
小池龍之介さんは、現代では禅宗の象徴的な修行であるという印象をお持ちの人も多いであろう「坐禅」または「坐禅瞑想」も教えていらっしゃいます。現在は、月読寺という綺麗な名前のお寺にて、生活をしながら坐禅や歩行禅・歩行瞑想を教えていらっしゃいますね。
また、小池龍之介さんは「食事瞑想」も教えていらっしゃいます。
このことについては、以前少しだけお伝えした事がありますね。
参照:「小池龍之介さん(僧侶)がテレビ「7時にあいましょう」で紹介される」
テレビ「7時にあいましょう」では、草野仁さんとの対談がメインの番組内容ではありましたが、食事瞑想も少しだけ取り上げられていました。
小池龍之介さんの本や、彼と仲の良い僧侶の本には、もっと詳しい話がありましたが、テレビ番組ではちょっとしか放送されなかったのが残念だと思うたものです。
食事の瞑想は、丁寧な暮らしの実践であると共に、ダイエットにも効果的な瞑想法なのですから、特集を組んでも良いくらいというのが、私の勝手な意見です。
「7時であいましょう」で紹介されていたのは、1口食べたら60回咀嚼、つまり60回噛んでから飲み込む、という部分だけでした。
私はこの60回という咀嚼回数も含めて、小池龍之介さんの食事瞑想はダイエットにも効果的であると観ております。
食事瞑想を実践されている小池龍之介さんが、ほっそりした体型であることからも、すでにその肉体でダイエット効果があるという事の証しと言えるでしょう。
今回は、何故小池龍之介さんの食事瞑想がダイエットにも効果的であるのか、彼の本を読んだ事もあり、実際に食事も大切な修行として頂いている身である私の体験からも、お伝え致します。

小池龍之介さんの食事瞑想がダイエットに効果的な理由1:暴飲暴食にならない
小池龍之介さんの食事瞑想が、ダイエットに効果的で理に適っている理由の一つ目は、:そもそもが暴飲暴食にならない食事の取り方
であることです。
恰幅の好い人、平たく言えば肥えている人は、これは私が観てきた事からも言える事ですが、大体が暴飲暴食しているような勢いで物を口に運びます。
しかも、咀嚼回数もあまり多くありません。
箸も持ちっぱなしですし、バイキング・ビュッフェスタイルのレストランに一緒に食べに行ったら、凄まじい分量を食べてしまうものです。
特にバイキングスタイルやビュッフェスタイルでは「払った金額分以上に食べよう!」「元を取ろう!」と必死になって、最初から飛ばして食べまくる人もいるものです。
早い話が「食べ過ぎになるような食べ方をして食べ過ぎている」という、カロリー過多の状態を創り出してしまっているのです。
暴飲暴食は、短時間で急激に食べ物を体内に詰め込む行為ですから、そりゃ太りもします。
そもそもが、現代人は食べ過ぎです、そして食べるのも速い。
まあ、これは「速く食べなさい!」と言われて育ったという人もいらっしゃますから、本人だけの責任に仕立て上げるのも酷な話ではありますが。
暴飲暴食は、必要分以上の食べ物を身体に詰め込む原因となり、それがそのまま太る原因ともなります。
小池龍之介さんの食事瞑想は、その対極にある食事の取り方です。
食事瞑想の特徴は、ゆっくりとした食事の取り方であり、暴飲暴食にならない食べ方ですから、それだけでダイエット効果が期待出来るのです。
体型が肥えている人で、ついつい飛ばして食べるくせのついている人にとっては、小池龍之介さんの食事瞑想は、ダイエット効果を得られる食事方法であるといえます。
太る要因は、暴飲暴食だけではなく食事内容や生活リズムも要因ではありますが、少なくとも暴飲暴食による食べ過ぎを防ぐというダイエット効果は期待出来ますね。
私も、暴飲暴食しないように、以下で話す事も意識しながら、ゆっくりと食事を頂くことを実践し続けております。
小池龍之介さんの食事瞑想がダイエットに効果的な理由2:咀嚼によって満腹中枢を刺激する
小池龍之介さんの食事瞑想が、ダイエットに効果的で理に適っている二つ目の理由は、:咀嚼回数が多く、それにより満腹中枢を刺激する
です。
これは、理由1の暴飲暴食をしなくなる理由でもあります。
よく噛まないで、飲み込むように食べ物を食べる人は、暴飲暴食をしてしまう原因にもなるのです。
時々、何の冗談か知りませんが「カレーは飲み物」という人がいますが、それを実践するのはやめておいた方が良いでしょう。
そりゃ、スープカレーもありますけれども、具はしっかりとよく噛んで味わって食べたいものです。
小池龍之介さんは、咀嚼回数は一口で60回と、巷で見聞きする咀嚼回数の目安や「一口30回の咀嚼ダイエット」の倍も咀嚼されています。
私は、なかなか厳密にそこまで実践は出来ておりませんが、それでも一口毎に咀嚼することを意識して頂いております。
咀嚼をしっかりすることで満腹中枢が刺激されて、同時に食事も暴飲暴食になりにくく、適量で食事を終える事が出来るようになってきます。
これすなわち、ダイエット効果になると言う事が読み取れますね。
満腹中枢が刺激されますから、余計にカロリーを摂取することがなくなりますから、結果的にダイエット効果を得られるという寸法です。
満腹中枢と咀嚼の関係性は、すでに医学的・科学的にも証明されておりますからね、効果的であるというのは確かです。
小池龍之介さんの「よく噛む・咀嚼回数を多くする」を実践し、それをしっかりと観察する「食事瞑想」を実践する事は、食べ過ぎないという理に適った食事の仕方です。
食事瞑想は、食事行為を丁寧に観察しますから、そのために食事時間もゆっくりとなり、これまた暴飲暴食を避けられる瞑想の智慧であるのです。
以前、腹八分目のコツについて、このお堂(ブログ)にてお伝えした事が御座います。
参照:「腹八分目のコツとダイエットに効果的な2つの方法 」
その時にも、小池龍之介さんの食事瞑想について、少しだけ触れましたね。
同時に、アルボムッレ・スマナサーラさんというテーラーワーダ仏教僧侶の食事瞑想についてもお伝え致しました。
今回紹介させて頂いた、小池龍之介さんの食事瞑想は、まさに腹八分目のコツとしても理に適っております。
まさに腹八分目に医者いらず、肥満になりにくい食事方法です。
どうしても、いつも食べ過ぎてしまう人は、今回お伝え致しました小池龍之介さんの食事瞑想を少しずつ実践してみて、腹八分目のコツを習得されるのは如何でしょうか。

動く量が減り食べる量が増えた現代社会において、まずは小池龍之介さんの食事瞑想から
ダイエットとは、元々は重量を調整するという意味ですけれども、現代社会におけるダイエットは、減量という意味や文脈でしばしば語られます。私は、ボクシングの世界にいた事もあり、痩せる事や体重を減少させることは、ダイエットではなく減量という認識が強くあります。
この「体重を減らす」という意味のダイエットは、もちろん食事だけで行うものではありません。
ダイエットには食事も確かにもの凄く大切ですが、運動と生活習慣を見直すことも凄く大切です。
私が何度も言います通り、現代社会で生きる人は往々にして食べ過ぎです。
忙しくて飲む用に食べるなど、要因は色々とありますが、デスクワークも多い昨今、動かく機会が減って食べる量が増えるという人は多くいらっしゃるだろうとお見受け致します。
そりゃ、ダイエット市場が盛況なのも頷ける話です。
しかし、現代社会においては、忙しくてなかなか運動する機会も無く、生活習慣を丁寧に見直す余裕が無い人も多いでしょう。
でしたら、まずは小池龍之介さんの食事瞑想を少しずつでも実践し、ゆっくりとよく噛んで食べるという食習慣を身につける事から始めるのは、理に適ったダイエットの一歩目だと私は思うております。
ちなみに私、昔の私の食生活を知る友人からよく「食が細くなったな」と言われます。
病気をした事も確かに大きな要因ですが、ゆっくり食べるという禅的食生活や食事の様式、節制を意識しだしてから、更に食が細くなったと言われるようになったものです。
具体例を挙げますと、豆腐もきちんと意識的に咀嚼して、ゆっくりと味わうように頂いたり、そのような禅的食習慣を実践しております。
そのお陰様で、年を重ねても体重が不安定になると言う事もありません。
まずは、小池龍之介さんの食事瞑想を、少しずつで良いから実践していく。
それで暴飲暴食が無くなり、肥えすぎていたならば体重も減って、健康的な肉体に近づいていけたならば、功徳なり現世利益だと思いますが、如何でしょうか。
合掌