イライラする時の禅的解消法

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

以前、イライラする原因について、話をしたことがあります。
098248 イライラする原因、「果に対する因」を知る事は、イライラ解消法の一歩目であったり、イライラを抑える方法としては有効です。



でも、そうはいっても忙しない現代社会においては、どうあってもイライラしてしまう現場に遭遇するものです。

そういうイライラする時節が重なると、「なんかイライラする時が増えたなあ。」「無性にイライラする時がある・・・。」というように、日常的にイライラする時を過ごしている人もいらっしゃるやもしれません。

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イライラする時の解消法として、甘い食べ物や飲み物があるが・・・

あまりに病的でしたら、心療内科などで薬や認知行動療法が必要です。

ここでは、そこまで病的と診断されておらず、でもイライラする時が頻繁にあり「イライラを抑える方法を知りたい!」という場合のイライラ解消法についてお伝え致します。



一般的に、イライラする時や疲れたとき、ストレス解消法としても有名なのが
:甘い食べ物や甘い飲み物を摂取する
です。

甘い食べ物や飲み物に含まれるグリコーゲンや糖質がどうたらこうたら、という話ですね。

でも最近ではこの説は、確かに一時は聞くけれども、逆効果であるという説も浮上しております。

私は医学的・科学的な根拠までは詳しく存じませんが、甘い食べ物や飲み物で一時的に乗り切るのは、確かに大きな効果は期待出来ないかも、とは思います。

イライラする時、その都度甘い食べ物が必要になるでしょうし、そうなると摂取量も増えて「糖質依存症」という症状まで出て来たら大変ですからね。

それに、イライラした時にいちいち炭水化物なり糖質を摂取することで、病的に太る原因にもなります。



イライラを抑える方法として、甘い食べ物や飲み物は、極力控えて休憩中にちょっと飲み食いする程度に留めて置いた方が無難でしょう。

イライラする時は禅的イライラ解消法

仕事で上手く事が進まなくてイライラする時や、失敗したりしてイライラした時、いちいち甘い物を飲み食いしたりするのはキリがありません。

糖分の取り過ぎで太るのも嫌ですから、いつでも手ぶらで実践出来るイライラを抑える方法が望ましいですね。



そこで、イライラする時に役立つ「禅的イライラ解消法」があります。

このイライラ解消法は、身体の感覚に意識を集中させるやり方であり、物や道具が無くても出来ますから、いつでもどこでも実践可能です。
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イライラする時の禅的解消法その1:足の裏に意識を集中する

禅的イライラ解消法の一つ目は、
:足の裏に意識を集中する
です。



これは、私も実際に行っている事で、坐禅の前は必ず行っている方法です。



イライラする時やストレス・怒りを感じている時は、イライラする原因や怒りの原因についてもの凄く考えている状態です。

「あの上司めー!」とか「あの部下がもっと上手くやってくれれば!」とか、その事ばかりに意識を集中してしまっている時って、思い当たる節はありませんか?

イライラする原因に思考が支配されている状態ですね、いわゆる「頭に来る、頭にきている」状態です。



そこで、頭と最も離れている「足の裏・土踏まず」に意識を集中させるのです。



私は坐禅を組む時に「内観の秘法」と言って
「わがこの臍輪以下丹田気海及び腰脚足心・・・」
と、5回繰り返します。

その時、丹田から腰、脚、そして足心(土踏まず)と、足の裏まで意識を順に持っていきます。

こうすることで、足の裏、土踏まずに意識が向いていき、意識した部分に徐々に血液が運ばれていく、という寸法です。

頭に登っていた血液が、足の裏に向かうわけですから、イライラする時に生じる「頭に血が上る」という現象の逆のことが出来ているわけです。



これは坐禅の時だけではなく、待ち合わせの時間も、レジや行列の混雑でイライラする時でもすぐに実践出来る禅的イライラ解消法です。



また、ストレス解消法やイライラ解消法としてウォーキングを取り入れていらっしゃるなら「足の裏の感覚に意識を集中する」も同時に実践すると、より瞑想ウォーキングが捗ります。

信号待ちで立ち止まるときも「止まります、止まります・・・」「立っています、立っています・・・」と、瞑想して足の裏に意識を集中させる事を忘れずに。

もちろん、道路交通法をきちんと守り、周囲の交通事情には気をつけて下さいね。

イライラする時の禅的解消法その2:「且坐喫茶」

禅的イライラ解消法の二つ目
:且坐喫茶(且(しばら)く坐して茶を喫せよ)
です。



これは臨済録に出てくる言葉で「まあ、しばらく坐ってお茶をお上がり下さいまし。」という意味です。

ほっと一息つける、なんとも風流な禅語だと私は思いますし、イライラする時やストレスを感じている時に、是非実践したい禅語です。

無性にイライラする時や、なんかイライラする時もそうですし、仕事でイライラする出来事に苛まれているときは、特に思い出したい禅語ですね。



あなたも、日常生活や職場、仕事の現場などでイライラする時って、不思議と
「ちょっとお茶か珈琲でも飲んで落ち着こう。」
と、そんな気持ちになったり、実際にやったことってありませんか?

重要なことは、今までは無意識に「ちょっとお茶飲んで落ちつくか。」と「且坐喫茶」を実践していた事を、これからは意識的に行ってみるのです。



この時に意識したいのは「且坐喫茶」と同時に
:喫茶喫飯、逢茶喫茶
です。



「逢茶喫茶」「茶に逢うて喫茶になりきる」という意味の禅語ですから、お茶を飲むことそのものになりきる事を意識します。

イライラする時に、頭の中はイライラする原因となる出来事に支配されているものです。

そこから「且坐喫茶」に移行し、座るときから瞑想をして意識を集中させていきます。

そして、お茶を入れるときはお茶を入れることになりきる、飲む時は飲む事になりきる、と集中していき、イライラの原因から遠ざかります。



自動販売機でお茶や珈琲を買って飲むときは、入れるところからは出来ませんが、「逢茶喫茶」は可能です。

その時も、とにかく「飲みます、飲みます、飲みます・・・飲み込みます、飲み込みます・・・」と、喫茶瞑想をして、イライラの原因から意識を遠ざけます。

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イライラする時の禅的イライラ解消法は、お金も殆どかからないし直ぐに実践出来る禅の智慧

今回お伝えした
:足の裏に意識を集中する
:且坐喫茶
という、禅的イライラ解消法は、お金も殆どかかりませんし、直ぐに実践出来るイライラを抑える方法です。



禅の智慧は、そもそもお金がかからないことばかりですから経済的ですね。

まあ、お茶代や珈琲代くらいはかかりますけれども、それでも150円前後、喫茶店で試すにしても500円前後くらいのものです。

「イライラする時は甘い食べ物だ!飲み物だ!」と突っ走るよりも、健康的で経済的です。



禅の智慧の実践は風流で優雅さもありますし、イライラの原因から遠ざかる理に適った方法ですから、禅的イライラ解消法を覚えて実践される事を提案致します。



尚、今回の話は、こちらの話ともリンクしております。

参照:「イライラする原因を知りイライラしない方法へ導く」



イライラする時、禅的なイライラ解消法は、自他共に役立つ一助となり得るだろう、私はそのように味わっております。

お金もかかりにくいですし、是非ともイライラする時があった場合、役立てて欲しいと願うところで御座います。



合掌

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