有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。
このお堂(ブログ)では、断捨離について、多岐にわたって色々とお伝えしてきております。
断捨離の基本的な事を、仏教の智慧と共にお伝えしてきておりますし、個別事例の話も増えて参りました。
断捨離とは、元々ヨーガ(ヨガ)の言葉に由来しており、「断行・捨行・離行」と、行がそれぞれの言葉にくっつきます。
行と言いますと、「修行」や行い、業(ごう)と言った、仏教とも関わりがある言葉であり概念で御座います。
そのような関連性から、断捨離の個別的事例についても、仏教の智慧を用いながら、話をさせて頂いておる次第です。
今回は、断捨離の実践とコツ、その効果について、個別事例も多くなってきましたから、ここでまとめておくことにいたしました。
このページを起点にして頂く事で、個々の個別事例に飛んで行きやすくさせて頂く所存に御座います。
断捨離実践のコツと効果:何はともあれまずは断捨離の基本から
断捨離を実践するに辺り、コツとその効果を学ぶに辺りまして、何はともあれ、まずは断捨離について基本的な事柄を学ぶ事から始められるのが、宜しいかと存じます。断捨離とは何か、その意味については、何度かお話しさせて頂いておりますから、そちらを参照されると宜しいかと思います。
参照:「断捨離の意味とコツを仏教から学ぶ」
参照2:「断捨離の「捨」の意味を味わう」
参照3:「断捨離で後悔しない実践方法と仏教的思考」
参照4:「断捨離実践のコツと効果まとめ」
冒頭でも申し上げましたが、断捨離とは、やましたひでこさんがヨーガ(ヨガ)の言葉から世に出された言葉であり、仏教にも関連する事柄で御座います。
仏教との関連や、仏教の智慧と共に学び実践するコツや、その効果については、浄土真宗本願寺派僧侶の釈徹宗さんも論じて下さっています。
参照:「釈徹宗さんによる断捨離解説」
現役の僧侶による話は、直接的に仏教の智慧を頂きながら、断捨離を学べますから、有り難いところで御座います。
まずは、断捨離とは何ぞや、と言う事を問う事によって、そこから実践したり方法のコツを学ぶ事は、より効果的な断捨離への誘いとなりましょう。
頭でっかちも如何なものかと思いますが、実践しコツを掴む事を前提とするならば、実践の少し前段階で学ぶか、動きながら学ぶかという在り方は、一つの効果的な方法論であると、私は頂いております。

断捨離実践のコツと効果の個別事例1:服や食器などの物
断捨離について、基礎知識を学んだ後は、いよいよ実践です。実践するに当たっては、このお堂(ブログ)でも、個別事例をお伝えしながら、同時に仏教・仏法の智慧もお伝えしております。
断捨離と言えば、まずは物を捨てて離れると言う事を、連想する人が多い事であろうとお見受け致します。
参照:「断捨離して物を減らす効果」
そこで、このお堂(ブログ)でも、服や食器などの物品断捨離について、仏教の智慧をお伝えしながら論じております。
参照:「断捨離のコツと効果|服」
参照2:「シンプルライフなミニマリストの持ち物|服」
参照3:「シンプルライフなミニマリストの持ち物|食器編」
仏教の智慧と共に、具体的事例を紹介しながら、時には私が実践した事を踏まえながらお伝えしておりますから、想像して頂きやすいかと思うております。
もしもわかりにくければ、申し訳御座いません、私の伝え方に問題があります。
物の断捨離、服や食器などの断捨離実践方法につきましては、特に禅が参考になります。
禅僧が修行する時、修行中の禅僧を雲水と呼ぶのですが、雲水さん達は修業時代には、必要最低限の物しか持つことを許されておりません。
言い換えれば、それさえあれば禅寺での集団生活を営むに辺り、事足りると言う事です。
在家の娑婆世界において、それをいきなり真似するのは難しいでしょうけれども、近づけたり参考に為ることは、十分に可能です。
そのような事についてもお伝えしておりますから、禅の世界に触れるきっかけにして頂けるかと存じます。
物を断捨離すれば、物に囲まれているが故の煩わしさからも解放されますし、物への執着からも離れる事が出来ます。
また、買い物をする段階で自覚したり意識が向いたりするに到れば、「物欲」という欲や煩悩からも離れる事にも繋がりましょう。
お金も節約出来ますし、物の断捨離を実践する事の効果は、色々と派生してよき効果を頂ける事かと思います。
断捨離実践のコツと効果の個別事例2:仕事
断捨離を実践するコツと効果の個別事例の二つ目として紹介するのは、仕事についてです。仕事の断捨離と言いますと、何も今すぐ会社を辞める、とか、そういう事ではありません。
それはそれで、究極的な仕事の断捨離と、言えるかも知れませんが、そういう話では無い事を、予めお断りしておきます。
仕事の断捨離とは、「効率的かつ合理的な仕事術」とでも、言い換えることが出来ましょうか。
例えば、余計な作業をしないとか、仕事机の周りに余計な物を置かない、仕事を妨げる物を視界に入れない等、そういった話であります。
参照:「断捨離の効果が活きる仕事術」
参照2:「断捨離の効果|仕事の身の回り編」
現代社会においては、仕事をする際に「効率化・合理化」が良いと言う風潮が御座います。
それはそれで否定致しませんし、むしろ大切に為べき場面も多々ありましょう。
しかし、効率化・合理化は、行き過ぎると物事を排除する事にもなりかねませんし、これまた具合の悪いことにもなります。
仕事の効率化や合理化を図る際には、引き算形式、つまり断捨離という概念も、力を貸してくれます。
余計な作業や集中力を妨げる物を断捨離するだけでも、効率化と合理化を実現される効果があると、私は考えております。

断捨離実践のコツと効果の個別事例3:人間関係
断捨離の概念は、色々な分野に広がっておりまして、「人間関係の断捨離」という概念も定着している風潮が御座います。人間関係の断捨離とは、別に恐ろしい事をするというわけでは無くて、「悪縁をバッサリ絶ち切る」と言い換えれば、把握して頂けるかと存じます。
参照:「断捨離の実践と効果|人間関係編」
参照2:「人間関係の断捨離で後悔しないコツ」
現代社会においては、インターネットやSNSの発展によって、気軽に手軽に、薄い人間関係は直ぐに構築出来るシステムが確立されております。
そこから深い縁に発展することもありますし、思いがけない良縁も御座いましょうから、完全に駄目だと否定する事は出来ません。
そもそも、そのこと自体に善悪はありませんし、ようは活用する側の在り方次第というのが、大きな要素でありましょう。
ただ、それゆえに雑多な人間関係を結ぶあまりに、わざわざ人間関係の断捨離をしなくてはいけない自体にもなる可能性が有る事も、見逃してはならない事実であります。
むやみやたらと繋がろうとしない、この出発点が、人間関係の断捨離を実践するコツの基本的な事柄になろうかと、私は頂いております。

断捨離実践のコツと効果の個別事例4:その先にある在り方
断捨離を実践する方法論やコツについて、このお堂(ブログ)でも色々とお伝えして参りましたが、その先に在るものとは何なのか。断捨離を実践した後の効果と言いますか、どのようなところに到るのか、目標めいたものがあると、より実践もしやすいかと存じます。
もちろん、目標設定をして、その目標に縛られるのは考えものですが、ある程度の指標くらいの塩梅はあった方が、方向も定まるでしょうし、長続きもする一助となりましょう。
仏教の智慧、仏教的な在り方としてお伝え出来るのは、上でお伝えした事でもあり、たびたび断捨離の話で申し上げております通り、禅僧的・禅的なところが、一つ御座います。
あくまで一例ではありますが、究極的には最小限の物や人間関係で丁寧な暮らしをする、丁寧な仕事をする、と言うのが、断捨離を実践し続けた末に辿り着く場所と言えましょう。
その概念や在り方を言語化したのが、「ミニマリスト」であったり「シンプルライフ」であると、私は味わいを頂いております。
参照:「ミニマリストとは断捨離の結果の在り方」
参照2:「シンプルライフとはどういう意味か仏教的に学ぶ」
その到達した在り方を、私は勝手に「シンプルライフなミニマリスト」と呼んでおりまして、断捨離との関係性についても触れております。
参照:「シンプルライフなミニマリスト情報まとめ」
参照2:「ミニマリストとシンプルライフと断捨離の関係性」
断捨離とミニマリスト・シンプルライフとは、関連性・関係性も深く、相性も良い概念であると、私は頂いております。
進み方としましては、無理にミニマリストやシンプルライフを目指すのでは無く、断捨離を実践した末に得られる効果、という距離感が、良い塩梅であろうかと存じます。
いきなりミニマリストを実践しようとして、生活出来なくなったら本末転倒です。
禅寺に雲水として入山した時は、いきなりミニマリストとシンプルライフは強制されるのですが、娑婆世界で、在家ではそれは現実的ではありません。
出来なくは無いけれども、無理が生じる事は十二分に考えられるケースです。
禅的な在り方、禅僧のような生活を参考に、ミニマリストやシンプルライフは断捨離を実践した後にある効果として捉える。
それくらいの方向性と付き合い方であると、徐々にしがらみを断捨離出来て、良いところに落ち着いていける、そのように私には思えます。
断捨離を実践するに辺り、この歩み方が一つのコツであり、仏教の智慧も学べるヒントではなかろうか、そのように頂くことに御座います。
合掌