断捨離して物を減らす効果

有難う御座います、ようこそお参り下さいました、当庵(ブログ)住職の真観です。

ミニマリズムやミニマリストという概念が広がり、物を減らす断捨離の習慣や暮らしも広がっています。
2f07421547c397a00d5bca9505d9c07e_s 断捨離や物を減らす事が大切だと言われている現代社会は、それだけ物が溢れかえって、収拾が付かなくなっていることの裏返しではないかと思う時が御座います。



確かに、家の中や部屋の中が物で溢れかえっていると、衛生的にも悪影響を及ぼしますし、何よりごみごみしている家や部屋の中は落ち着かないものです。

掃除もしにくいですし、あまり良い事はありません。

最悪の場合、周囲に悪臭を放つゴミ屋敷となってしまったら、よろしくない意味で行政さえ動かす事になります。

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断捨離ブームとも言える現在、一口に物を減らすやら断捨離やら言いますけれども、その方法や形も千差万別、色々な方法や知恵も本や断捨離ブログで紹介されています。

私も、持ち物ダイエットを実践しておりますし、年末には一気に物を減らす事も実践しております。

「勿体ない精神」は大切だが、物を減らす断捨離の真逆に作用する効果さえあることも

日本人には「もったいない」という概念が残っているためか、特に年を重ねた人は物を減らしたり物を捨てる断捨離に、なかなか踏み切れない人もいらっしゃいます。

私の祖父母や両親も、もったいない精神を根強く受け継いでいる人で、なかなか物が捨てられないとぼやいていたこともありました。



この「もったいない精神」というパトス(精神性)は、一方では非常に尊いものであり、仏教的な智慧も御座います。

例えば、もう使えなくなってしまったものに、新しい息吹を呼び起こしたり、別の用途に使うことによって、生活が豊かになったり利便性が向上することも御座います。



その辺りの事に関しては、禅の智慧「見立て」に学ぶ事が出来ます。



現代では、「見立て」というと、「AをBのように見立てる」という使われ方をする言葉です。

「見なす」という文脈なり意味で使われるようですね。

禅の智慧である「見立て」は、
:物を別の用途に使って復活させる
という意味が御座います。

例えば、禅僧の枡野俊明さんは、庭師と言う事もあり、よく石臼の「見立て」について論じて下さいます。

もう使えなくなり、石臼としての用途を果たせなくなった石は、庭の飛び石に活用する事が出来る、とのことです。

また、何かのお土産で頂いた円柱方の缶、昔でしたら海苔が入った缶などを連想しやすいのですが、海苔を全て食べ終わったら、その時点で缶はお役御免です。

それを、筆立てやペン立てに活用すると言うのは、まさに「見立て」の智慧です。

「見立て」の智慧は、まさに「もったいない精神」の実践であると、私は味わい頂いております。



しかし、この「もったいない精神」は、一方で、なかなか捨てられないという在り方にも通じております。

もったいないと思うパトス(精神性)は大切にしたいところではありますが、それが行き過ぎると、物を捨てられない方向へ突き進みすぎてしまいます。

これは、物を減らす断捨離をしようとしている人にとっては、注意したい事柄であるのです。
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断捨離して物を減らす効果:私の実感

私も以前は、貰った物や購入した物は、捨てるのはもったいないからといって、ずーっと取っておくこともあったものです。



現在は、禅的生活の実践や執着心を捨てたり、物欲を減らしていく修行の一環として、特に年末には使わないものを一気に片付けて物を減らす断捨離の実践をしております。

本を400冊くらい一気に売り払って、3万円ほどの御利益も賜りまして、大変有り難く思う田ものです。



また、不要になった服はウエスといって、油を拭き取ったりする道具として下ろしたり「見立て」たりして、リサイクルさせた活用方法も実践しております。



そうした「物を減らす断捨離の実践」を続けた事により、ふとした時に、このような効果を体感致しました。
:いつの間にか物に対する執着心が薄れていた
:物欲をある程度コントロール出来るようになっていた
:そもそも、あまり買い物をしなくなった
:だから部屋に物が溢れる事が必然的に無くなった

これらは、断捨離して物を減らしたことにより、享受される効果の代表的な事であるように、私の体験からも感じております。



また、お陰でいつも掃除はホコリを掃除機で吸い取って雑巾がけするだけで済みますし、毎年大掃除が楽になっていくばかりです。

断捨離を実践して物を減らす暮らしをすれば、良い事が沢山あるという事を私も実感しております。
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物を減らす断捨離の効果を享受するための実践方法の例

自分が要らないと思った物を断捨離して、物を減らす暮らしを実践する事は、上で私が実感したような効果が得られます。



例えば、あなたは沢山服を買っていたとしましょう。

クローゼットや押し入れには服が溢れているとします。

でも、1度に着れる衣服は冬でもせいぜい上が4着くらいで、それにズボンや靴下、下着などだけです。



さて、何十着も服を持ったとして、果たして全て着こなすことは出来るでしょうか?

デザイナーなど、仕事で持たなくてはいけない人ならばわかりますが、そうでないなら袖を通さなくなって1年以上しまいっぱなしの物もあるでしょう。



そうして、いざ捨てるとなると「この服は高かったからなあ。」と、捨てる事に罪悪感めいたものを感じて、結局捨てられず、更に服を買ってしまってどんどん増えていきます。

あげくに虫食いも発生して結局着用できなくなってしまうと言う、本末転倒な話になってしまいます。



そうであるならば、いっそのこと捨ててしまうか、欲しい人に譲って物を減らす努力をした方が賢明ですし、喜んできてくれる人に継承・譲渡した方が健全です。



そして手放したら手放した服については、最初の頃は名残惜しさも感じるかも知れませんが、もう執着せずにいることです。



現在は、古着を買い取ってくれるリサイクルショップや、古着を買い取って貰うためのフリーマーケットもあります。

そういうシステムを活用して、着用しない服や古着の類いをお金に換えるという方法も有効です。

「しまい込んで虫に食われるよりは、多少なりともお金になってくれた方が良いか。」と思えるなら、執着心も幾分和らぐでしょう。
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断捨離して物を減らす効果まとめ

物を減らす断捨離をしてみると、
:物を捨てる事で執着心を減らす修行になる
:己の執着心や物欲に気づくきっかけになる
:気づいてコントロールして買い物上手になる
という効果も得られます。



物に対する執着心や物欲に気づいたら、買い物をする時にも良い効果なり影響が及ぶものです。



上の服の例で言えば、
「服を捨てても、譲っても、それほど気にはならなかった。」
「なんで、あんなに服に執着していたんだろう?」
と、服に対しての執着心や物欲にまみれていた煩悩に気づくきっかけが出来ます。

そうなると、今度は服を買う場面で
「まだ家に服は一杯あるし、着ない可能性はないだろうか?」
「物を減らす努力をしたばかりで、本当に必要だろうか?」
と、意識的な買い物も出来るようになってきます。



断捨離して物を減らすという修行は、すなわち
:買い物上手になる一歩目
という効果を得られるという側面もあるのです。



これにプラスアルファして、以前にお伝えした禅的買い物の智慧を組み合わせれば、更に良き生活となっていくでしょう。

参照:「断捨離の効果と金運を上げるやり方」



物欲にまみれやすい現代社会において、
:物を減らす断捨離の修行
を経て、己の物欲と物に対する執着心を知ることからはじめては如何でしょうか。



その他、断捨離修行の具体的な実践方法やコツについては、まとめて紹介させて頂いております。

参照:「断捨離の意味とコツを仏教から学ぶ」

参照2:「断捨離のコツと効果まとめ」

合わせてお読み頂き実践して頂けると、効果を徐々に実感されるのではないかと思います。



合掌

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